COLUMN
ホームページ制作関連コラム
ホームページの採用ページは効果があるのか考えてみる
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福岡でホームページ制作を行なっているフリーランスのサブローマルです。
客様の事業についてヒヤリングをおこないひとつひとつ『ていねい』にホームページの制作を行っています。
人手不足、人手不足とメディアで多く言われていますが、今回はホームページと採用についてのお話しです。
企業が採用を考える際に、求人サイトに広告を掲載しますが、別途自社サイトに採用ページは必要なのでしょうか?ホームページに採用ページを制作するにも予算が必要ですし、できれば求人サイトのみで応募がくるのが一番だと思います。
そこで、採用における自社採用ページの必要性などを考えてみたいと思います。
求職者はホームページを見ているという事実
まず、仕事を探す際に、求職者はどこで仕事を探しているのでしょうか。
https://jbrc.recruit.co.jp/data/data20191212_1278.html
上記は、2019年の情報にはなりますが、「求職者の動向・意識調査」のアンケート結果です。
「利用した求人情報源」という項目で、41%の方が携帯・スマホで求人情報サイトを利用しているという結果が出ています。パソコンの結果と合わせると75.4%の方が求人情報サイトで仕事を探していることになります。
一方、企業のホームページで採用情報を得ている求職者は13.6%と、求人サイトと比べるとかなり低くなっています。
これは、自社の採用ページがgoogleなどの検索でページが上位に来ていないため、比例して利用している方が少ないためと考えられます。「採用」というキーワードに特化している求人サイトに、自社採用サイトが検索順位で上回るのは難しいのが現状です。
では、自社採用サイトは無駄になるのか?というとそうでもありません。
別のアンケートになりますが、企業の採用サイトに関する意識調査というものがあります。
https://hrzine.jp/article/detail/3429
求人サイト以外で企業の情報収集方法としてどのようなメデイアを使うかという項目で、「企業ホームページ」と答えている方が84.8%もいます。
自社採用サイトと企業が運営するSNSと合わせると、多くの方が企業が発信する情報をもとに情報収集しているということになります。
以上のアンケートの結果から、求職者が仕事を探す流れとしては、
- STEP-1 求人サイトやハローワークで企業を見つける
- STEP-2 企業名で検索し、企業のホームページを見る
と想定されます。
ホームページのどのような情報を求職者は見ているのか
次に、求職者は企業のホームページのどんな情報を欲しているのかというと、これもアンケートがあります。
https://hrzine.jp/article/detail/3429
先ほどと同じく、企業の採用サイトに関する意識調査からの情報ですが、「企業情報を知るために、採用サイトで見たい情報は何ですか。優先順位の高いものを3つまで選んで回答してください。」という項目があります。
その回答でいくと以下の情報を求職者は重視しているようです。
- 仕事内容
- 企業情報
- 福利厚生
- 具体的な働き方
- 募集要項
- 職場環境
求職者の立場で考えると、採用サイトで企業を知り、検索してもホームページが出ない場合は、上記のような情報が得られないため不安になります。
より具体的な情報が多く出ている会社の方が、応募したいと思いますし、採用後の認識のズレなども起きづらいのではないでしょうか。
自社ホームページの採用ページは効果がある
ここまでくれば、自社サイトの重要性などははっきりしているのですが、企業の採用において最適なホームページとは、どんなサイトでしょうか。
上記のアンケート結果から導き出すと、
- 事業内容がしっかり掲載されている
- 企業情報が明記されている
- 社内の雰囲気が写真や人物が掲載されている
- 募集要項がしっかりしていて、福利厚生などの情報を網羅されている
などの情報が掲載されているホームページが採用に最適なサイトと言えるのではないでしょうか。
特に、社内の雰囲気がよく分かる写真はとても重要で、可能であれば素材を使わず実際の写真を利用したいところです。
とうわけで、採用に力をいれたい場合は、自社のホームページをしっかり作り、余力があれば採用ページを制作するのが良いのではないでしょうか。