今回は国内最速を謳っているシン・レンタルサーバーを紹介します。
ホームページを運営する上で、表示スピードは重要になってきています。
表示スピードを上げるには、ホームページのデータを圧縮・最適化することでも可能ですが、一番手っ取り早いのは、表示スピードの早いサーバーに変えることです。
今回ご紹介するシン・レンタルサーバーは、国内最速と謳っているサーバーですので、表示スピードを気にしている方はチェックして見てください。
シン・レンタルサーバーはどんなレンタルサーバー?
「シン・レンタルサーバー」は国内シェアNo.1のレンタルサーバー「エックスサーバー」を運営するエックスサーバー株式会社が提供しているレンタルサーバーサービスで、230万件以上の契約実績があるエックスサーバーのノウハウを活用して運営されています。
2021年5月からスタートした比較的新しいレンタルサーバーサービスで、エックスサーバーのシステムをベースとしつつ、高機能と安定性を重視するエックスサーバーに対し、最新技術を迅速かつ積極的に取り込むことで、革新性をもつレンタルサーバーになっている点で差別化がなされています。
シン・レンタルサーバーの料金
シン・レンタルサーバーの下位プランであるベーシックは月額880円(12ヶ月契約の場合)とかなり安く設定されています。
機能はおおよそ全プラン共通ですが、vCPU・メモリ・ディスク容量に違いがあります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
月額費用(税込) | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
シン・レンタルサーバーは初期費用は無料です。分かりやすい価格設定になっています。
シン・レンタルサーバーの特徴
シン・レンタルサーバーには次のような特徴があります。
高速化技術「KUSANAGI」の導入
シン・レンタルサーバーには、高速化技術の「KUSANAGI」がいち早く導入されています
「KUSANAGI」とは、プライム・ストラテジー社が提供している「世界最速クラスのWordPress実行環境」のことで、WordPressの表示を高速化し、ユーザーにストレスのないブログ閲覧を提供することができます。
エックスサーバーと同等の機能を搭載
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーのシステムをベースとしているため、同一の機能やサービス、UIを採用しています。
代表的なのは管理ツールで、エックスサーバーと同じシステムを採用しており、見た目・操作感も同じです。
シン・レンタルサーバーはリリースされてから日が浅いため、利用者のレビューや使い方を記載したWebページが少ないですが、エックスサーバーと同システムを採用していることから、エックスサーバーで利用されるノウハウがそのまま適用できるため、解決策が見つけやすくなっています。
リソースの厳格な管理で他ユーザーの影響を受けない
レンタルサーバーサービスの多くは、他のユーザーとサーバーリソースをシェアする「共有サーバー」という形を取っており、エックスサーバーも同様です。
しかし、共有サーバーでは、共有ユーザー数の増加や共有サーバーのアクセス数増加など、他のユーザーの利用状況によってサーバーリソースが圧迫され、サイトの動作速度や安定性が保てなくなることがあります。
そこで、シン・レンタルサーバーは、ユーザーに割り当てられるCPUやメモリなどのリソースを厳格に管理することで、他ユーザーの利用状況に影響を受けない安定したサーバー環境での利用を実現しています。
シン・レンタルサーバーの評判、口コミ
ここでは、シン・レンタルサーバーの良い評判・悪い評判をまとめています。
シン・レンタルサーバーの良い評判・口コミ
・最近シン・レンタルサーバーに変えてみたのですが、これまでの対策は何だったのか?というくらい表示速度が速くなり大満足しています。
・シン・レンタルサーバー、WordPressの移行するとき移行元のURLとログイン情報を入れるだけで勝手にお引越しができる。これはすごく楽。
シン・レンタルサーバーの良い評判では、「表示速度が早い」「WordPressの移行が簡単」といった口コミが目立ちました。
処理速度に対しては高評価が多く、特に速度にこだわる人におすすめできます。
シン・レンタルサーバーの悪い評判・口コミ
・通常利用でエックスサーバーとの違いがあまり分からない
・シン・レンタルサーバー、快適だったけどリソース部分の絡みで止めました
シン・レンタルサーバーの悪い評判では、「エックスサーバーとの違いを感じづらい」「リソース不足が通知されない」といった口コミが目立ちました。
ただ、リソース不足に関しては通知こそされないものの、専用のサーバーパネルからリソース状況の確認が可能なため、こまめにリソース状況をチェックできる人はデメリットには感じないでしょう。
シン・レンタルサーバーのメリット
ここからは、シン・レンタルサーバーを利用するメリットについてお伝えします。
メリット①:サイト表示速度が速い
シン・レンタルサーバーは、サイトの表示速度の速さが魅力です。
シン・レンタルサーバーには、サイトを高速かつ安定的に表示できる機能である、「Xアクセラレータ Ver.2」と「XPageSpeed」が搭載されています。
「Xアクセラレータ Ver.2」は、プログラムの処理高速化によりサイトパフォーマンスを向上させる機能で、サイトに大量のアクセスがあった際も、ユーザーにストレスがかからない安定したサイト表示を可能にしています。
また、「XPageSpeed」は、画像・CSS・JavaScriptなどのファイル圧縮によるデータ転送量の削減や、同種のファイルを1つにまとめて無駄な通信を削除することでWebサイトの最適化を図る機能で、ページのロード時間の短縮を実現しています。
どちらもWebサイトの読み込み速度をアップする機能のため、SEO対策の1つとして期待ができます。
メリット②:料金が安い
シン・レンタルサーバーは初期費用無料で利用可能です。
月額料金だけだとより安いプランを提供しているレンタルサーバーもありますが、初期費用が有料の場合や、使えるサービスに制限があるなどの制約がある場合が多いです。
しかし、シン・レンタルサーバーは最安プランでもWordpressを始めとした主要なサービスが利用可能で、かつ高速化技術の「KUSANAGI」に代表される最新技術が使われているため、機能に対して格安で利用できるようになっています。
メリット③:安心のバックアップ体制
シン・レンタルサーバーでは、サーバー設備の故障などのトラブルに備えて、2台のハードディスクに同じデータを同時に書き込むRAID方式によるリアルタイムでの全データコピーを行っています。
また、1日1回、サーバー上にある過去14日分のWeb・メールデータとMySQLデータベースを専用サーバーに自動コピーする「自動バックアップ」機能が全プランに提供されており、消失してしまったデータの復旧用としても活用が可能です。
メリット④:設定代行サービスがある
シン・レンタルサーバーでは、窓口のエンジニアスタッフによる「設定代行サービス」をオプションサービスとして提供しています。
Webサイト・Wordpressの移転や、「CMSインストール」「メールアドレス作成」「独自ドメイン設定」などの初期設定についても代行依頼をすることができ、初期設定でつまずきやすいレンタルサーバー初心者も安心して利用ができます。
シン・レンタルサーバーのデメリット
一方で、シン・レンタルサーバーには以下のデメリットもあります。
デメリット①:稼働率が非公開のため安定性に不安がある
レンタルサーバーを選ぶ際の基準の一つとして「稼働率」というものがあります。
稼働率とは、レンタルサーバーが稼働している時間に対し、トラブルがなく正常に作動している時間の割合を示したものです。
「稼働率が99.99%」となっている場合、1年間で1時間しかトラブルなどで停止しなかったことを表します。
安定性をアピールする場合、稼働率の数値をサイトに記載しますが、シン・レンタルサーバーは稼働率が非公開のため、稼働率が低く安定性に不安があります。
デメリット②:プラン変更のタイミングに制限がある
シン・レンタルサーバーは、プラン変更に制限があります。
上位プランに変更する場合は、希望月の前月1日から20日までに申請しなければなりません。
また、下位プランへの変更は、利用期限月のみに限られており、上位プランと同様に1日から20日までに申請が必要です。
特に下位プランへの変更は期限範囲が狭いため、プランを下げる際には気をつける必要があります。
なお、自動更新設定が有効な場合もプラン変更の申請ができず、一度自動更新設定を解除した上でないと手続きが出来ない点も注意してください。
シン・レンタルサーバーのお申し込み方法&手順
シン・レンタルサーバーの公式サイトへアクセスし、「お申し込み」をクリック。
「すぐにスタート!新規お申し込み」をクリック。
お申し込みフォームが表示されますので入力します。
エックスサーバーのように、お申し込みと同時にドメイン取得・WordPressインストール・SSL設定ができる、WordPressクイックスタートを利用します。
入力が終わったら「シン・アカウントの登録へ進む」をクリック。
次に、シン・レンタルサーバーのアカウント情報を入力します。
入力が終わったら「次へ進む」をクリック。
登録したメールアドレス宛に確認コードが届きますので、コードを入力します。
メールの件名は「【シン・アカウント】ご登録メールアドレス確認のご案内」です。
入力内容の確認をして、問題なければ「この内容で申し込みする」をクリック。
シン・レンタルサーバーのお申し込みは以上です。
WordPressクイックスタートの設定には時間が掛かりますので、翌日などに管理画面からログインしてみてください。